Nさんは福岡市中央区の大濠公園に近い九州初の定借(地上権)分譲マンションを購入されました。
元々、郊外の一戸建て住宅に居住されるNさんが定借マンションを検討されたのは、立地の良さと価格の安さでした。
お子様の独立後は、リフォームして、老後をゆったりと過ごすか、賃貸に出して老後資金に充てることも視野に入れているとのことでした。
平成13年に福岡市中央区の定期借地権付きマンションを菅原さんから購入しました。
それまで郊外の一戸建てに住んでいたのですが、私が車を運転できないこともあり、リタイア後のことや高齢になったときのことを考えて病院やスーパーなどが身近にある都心のマンションに住みたいと希望していました。
ただ、月々支払っていける収入はあったのですが、子供の教育費が必要だったため、頭金を貯める余裕もなく、諦め掛けていたとき知ったのが、定期借地権というシステムでした。
同じエリアの通常の分譲マンションと比べ、外観、間取り、設備などのグレードは同じで価格は1,000万円ほど安く、頭金ゼロ円で購入可能。
まさに渡りに船という感じでした。
便利で住み心地は最高。
今でも「お宅のマンションを買いたい方がおられます。売却に応じています」などのチラシがしょっちゅうポストに入りますし、近所の人から「うちも迷わずに買っておけばよかった」と言われ、主人と二人で「ほんとに買って良かったね」と話しています。
転勤のため、借家にしている方も利回りがいいと話されています。
毎月の地代は必要ですが、51年間は居住できますし、所有している住戸部分に関しては売買も自由です。
土地付きの場合、数十年後に立て直しが必要になったとき、相続する子どもたちが資金を用意できるのかなどの心配もありますが、定期借地権はその点もすっきりしていていいなとも最近は考えています。
いろんな意味で、いい買い物をしたと悦に入っています。
購入動機は、やはり価格の安さ。
当時の周辺相場で1,000万円も安かったんです。
子供が独立したら夫婦二人の老後の住処にしようって話してます。
貸してもいいですしね。
中古市場でも人気があるみたいで、「売りませんか?」というチラシがよく投げ込まれます。
転勤しても賃貸運用が可能。
初期投資が安いので利回りが望めるんです。
今どきこんな話は少ないですよね。
マンションの区分所有の土地はほんのわずか。
所有する意味はあまりないと思いました。